コルク栓はワインボトルの封でお馴染みですが、ガラス瓶全般に用いることができるものです。コルク栓はびん本体にネジを切る必要がないことから、口の細いボトルミニチュアサイズのボトルにも使用でき、手芸材料として販売されることの多い小さなガラス瓶はほぼコルク栓で封をします。コルク栓は植物由来である一方、水分を吸収しない性質があるので瓶の内部を乾燥させない、あるいは湿気させない上で実用性があり、現在でもお菓子や香辛料のボトルに用いられることがあります。とはいえ、熱いまま充填されるジャムは内部が減圧されても開けやすいツイスト瓶が適していますし、ふたが丈夫で簡単に開閉できるスクリュー瓶の方が医薬品などの確実な保管には適しているといえます。
もし業務用ガラス容器でコルク栓を使うのであれば、それに対応した業務用ガラス容器を選択することが必要です。コルク栓を使う場合は口の形状が『木口』と呼ばれるタイプの業務用ガラス容器が必要で、瓶に対応した栓を合わせて購入することになります。木口タイプの瓶はツイスト瓶やスクリュー瓶のようにネジが無く、口の縁は牛乳瓶タイプよりもスマートな形状が多いことからインテリア性も高く、見た目のお洒落さが特徴です。製品によっては木口タイプの瓶には樹脂のパッキンを備えたあめ栓を使うこともできるので、キャンディやクッキーといった乾燥状態を保ちたいスイーツをおしゃれに販売する場合に活用できます。