寿司店で使用されている業務用食品容器が持つ特徴

日本で江戸時代から庶民の間で食べられているもののひとつに、寿司があります。古くは徳川家康が駿府城で暮らしていた頃に、地元も漁師から振舞われたのが最初と言われます。白米を酢でしめて、その上に鮮度の良い魚介類をのせて味わえる料理です。いまでは街中でも多くのお店が点在しており、回転寿司はファミリー層に大人気になっている飲食店です。

従来までのカウンター座席しかない対面方式のお店では、持ち帰りサービスも実施をされています。その際に詰める業務用食品容器を、「折詰め」と言います。簡単にここでは、「折詰め」の特徴を見ていくことにしましょう。もともとは竹で作られた箱であり、江戸時代には一般的な食品容器となっていました。

竹を使うのは殺菌効果を持っているからであり、それと同時に通気性にも長けているからです。いまでも業務用食品容器で全国各地で生産をされていて、そのシェアでトップを誇るのが京都です。寿司店では必ずと言って良いほど揃えられており、平たい箱にフタをして包装をして渡されます。業務用なので一般では販売をされていませんが、最近はネット通販サイトで個人消費者向けに少量販売もされるようになりました。

1個あたり約200円が相場で、食品容器としては若干コストが高いといえます。ただし、見栄えが良く形が崩れないということを考慮すると、寿司のような高級料理を持ち帰るのには打ってつけ言えるもので、今後も多用をされていくものです。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です